2019年末、UWPのアプリについて興味を持ちました。UWPとは、Universal Windows Platformの事で、統一的なWindows環境のアプリということのようです。当初のMicrosoft社の計画では、Windows Mobile、XBox、Windows Desktop、Windows IoTを全て同じソースコードで動作することであったようです。Windows desktopについては、Windows 10以降のみが対象になっています。
UWPで、アプリを作って、今後の開発にどのように活かせるかを評価してみることにしました。
UWPで動作するアプリの機能はどうするか?当然、Windowsでのみの動作に限定されます。自宅のWindows環境を対象に考えて、簡単な画像整理ソフトを作成することにしました。その動機はこちらです。
アプリの機能のファイルのExifを取得して、年月のフォルダにソートしてコピーするという基本機能は、3日、GUIについては、5日程度の作業であったと思います。C言語の標準関数のfopenを使用して、ファイルを開いてみましたが、UWPでは、全くファイルが開けませんでした。UWP提供のWindows.StorageのAPIを利用すると、ファイルが開けたので、処理を変更して、.NET側でファイルを開いて、その内容の評価をC言語のExif関連の処理に流すようにしました。Exifの取得機能は、.NETでも提供されていると思います。マルチプラットフォームを意識して、C言語のライブラリを使うことにしたのでした。
アプリらしくなったのは、2020年1月20日前後。ここまでくると、もう少し頑張って、Windows Storeにアップロードしてみたいと思いました。ここからが長かった。 Windows Store アプリでは、サポートページ、プライバシーに関するページがあることが望ましいとのこと。現行使用しているサーバを使って、アプリ専用ページを作成しました。サポート用のメールアドレスを作成する必要がありました。今まで、サーバーのメールアカウントは、ログインユーザーのみ、アプリ用にログインユーザーを増やしていくのは、セキュリティー上、運用上好ましくない。メール専用の仮想ユーザーを作成できるプログラム(こちらは、コンソール入力)を作成。さらに、問い合わせデータベースとWebから入力対応ページを作成。アプリ用のアイコンを作成。WindowsPartnerへの申請と受理。
ようやくアプリを公開できました。